上市町でくらす

この時期限定の湖!?

上市町大観峰からの夕陽の田んぼ(撮影:内山修さん)

上市町大観峰からの夕陽の田んぼ(撮影:内山修さん)

「はたらくらすコネクションin上市」をご覧のみなさま、こんにちは。

 

5月に入りましたね。

昨日は雨模様でしたが、今日は青空が広がっています。

 

富山ではこの時季、田園地方ならではの風景が見られ、季節の移り変わりを色濃く感じます。

 

田植えを控えた田んぼに水が貼られ、まるで一面の湖のようになるのです。

 

滑川市大浦からの夕陽(撮影:内山修さん)

滑川市大浦からの夕陽(撮影:内山修さん)

上市町と同じ富山県中新川郡にある、舟橋村出身の内山修さんから写真をお借りしました。

 

夕焼けが大好きな私にとって、心惹かれる写真ばかりです。

特に滑川市大浦からの夕陽の写真は、美しくてずっと眺めていたい気分になります。(サンセットビーチのようにも見えるのは私だけでしょうか。)

 

立山町(撮影:内山修さん)

立山町(撮影:内山修さん)

田んぼに水が張られると水面が鏡のようになり、光を反射してキラキラと輝きます。

そして夕陽や朝日はもちろん、撮る位置によっては立山連峰も映り込み、「逆さ富士」ならぬ「逆さ立山」を臨むことができます。

 

また、家の周りが田んぼに囲まれていると、まるで湖畔に浮かぶ別荘のよう。

子どもの頃は田んぼの中にカエルの卵やおたまじゃくしを見つけて捕まえたこともありました。

 

このように、田んぼに水が張られると、この時季独特の風景を楽しむことができるのです。

 

低く鋭く飛ぶツバメ(撮影:内山修さん)

低く鋭く飛ぶツバメ(撮影:内山修さん)

この時季独特の景色。本当に美しいです。
が、ただ1つ難点が…。

 

それは、です。

水から大量の虫が発生するため、網戸の隙間や戸を開けたタイミングで家・車の中へ入ってくることも多々あります。

虫嫌いの子どもの悲鳴に驚きながらも、外へ出すか退治するかしますが、家の中にも虫よけグッズは欠かせません。

 

昼間はツバメがものすごい勢いで田んぼの周辺を飛び回り、虫をエサとして捕まえてくれています。

こんなに鋭く飛んでいる最中のツバメを上から捉えた写真は、貴重だな~と思います。

 

舟橋村の無量寺そばを走る富山地方鉄道(撮影:内山修さん)

舟橋村の無量寺そばを走る富山地方鉄道(撮影:内山修さん)

また、場所によっては田んぼに電車が映ることも。

富山地方鉄道は、映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の舞台にもなりました。

 

のどかな田園風景を走る、通称「だいこん電車」や「かぼちゃ電車」。

チューリップや立山連峰との共演も美しいですね。

 

 

ちなみに、今日、5月2日は二十四節気を補う雑節の1つ、「八十八夜」。

2月4日の「立春」から数えて八十八日目です。

八十八を組み合わせると「米」という字になるように、農業に従事する人々にとって、昔から重要な日とされてきました。

八十八夜にちなんだ「八十八夜の別れ霜」という言葉がありますが、霜の降りる時期も終わりを迎える目安とされています。

その通りに、ぽかぽか陽気となってきたのが嬉しいです。

 

きれいな水が張られた田んぼで、今年も美味しいお米ができるのが楽しみですね。


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