上市町ではたらく

物流を通してシステム革新をはかる

清水屋運輸倉庫株式会社

お客さんとの信頼関係を大切にし、物流を通してお客さんのコスト削減につなげるプランニングをすることで、良い商品を少しでも安く世の中に流通させる仕組みづくりのお手伝いをしている。

井上和正さん(左)と幸正さん

代表取締役社長 井上幸正さん(右)
代表取締役副社長 井上和正さん(左)

 

兄弟で始めた運送業

ずらりと並ぶ車輛

ずらりと並ぶ車輛

いまから33年前、高度成長期の昭和55年、鉄道から車社会へと変化した時代。車好きだった兄の幸正さんが29歳、弟の和正さんが27歳のときにお客さんからの要望を受け、物流を通して地域貢献をしようと清水屋運輸株式会社を設立した。当初はダンプカーとミキサー車、中距離を移動するカーゴ車の3本立て。バブル初期も重なり、高速道路や上市第二ダムの建設など、土木工事の生コン輸送で仕事はいくらでもあり、1年間で家に帰れる日は20日のみという忙しさが約10年間続いた。お客さんとの信頼関係を大事にし、パートナーとして積載効率を高める提案をするなど、需要にどう応えていくかを考えることで技術を蓄積してきたという。
一時、規模拡大の途中でお客さんの不渡りなどの大変な経験もあったが「社員やお客さんの協力を得て大きな難局を乗り越えさせてもらった」と社長の幸正さんは語る。

お客さんの良きアドバイザー

現在の本社正面玄関

現在の本社正面玄関

「大切なことは、お客さんの需要にどう応えていくかということ。それがあって会社の体質ができるんです」と話す副社長の和正さん。平成2年からは営業倉庫の許可を取得し、平成7年には社名を「清水屋運輸倉庫株式会社」に変更した。現在は上市町中江上にある本社のほかに、婦中と白山市に営業所を持つ。
使命はお客さんの良きアドバイザーとなること。物流、流通のあらゆる情報を提供し現状分析するとともに、さらに問題点を発掘することで、新しい時代に向かってのシステム作りをすることを基本理念としている。安全・適正輸送を掲げ、ありとあらゆるものを運ぶ。運送のみにとどまらず、機械を運ぶ際は据え付けまで行う。建築や工場のプランニングなどを提案することによってお客さんのコスト削減につなげ、良い商品を少しでも安く世の中に流通させる仕組みづくりのお手伝いをしている。

心を届ける

古野「仕事でやりがいを感じられるのはどんなときですか?」
和正さん「お客さんの新しい技術の商品が世の中に出たとき。コスト低減や販路拡大など、提案したものを受け入れられ、それが成果を出してお客さんに喜んでもらったときだね。お客さんが困りごとの相談に来てくれることが多く、仕事以外でもいろいろ相談に乗ることがあるよ。」
古野「そうなんですか。では、お客さんに対して大切にされているサービス方針を教えてもらえますか?」
和正さん「心を届けたいということ。お客さんが困っていることに親身になって相談に乗り、打開策を見つける。浅い知識でも広い人脈があるので、深い知識がある人を紹介することもできる。」
幸正さん「よろずやだね。」
和正さん「そう。お客さんから信頼される人になることで、信頼される会社になる。昔から言われている商売の基本となる、人、物、金という順番はそういうことだね。」
古野「なるほど…。」

剱岳とつるぎくんの描かれたトラックの前に立つ若手社員のみなさん

剱岳とつるぎくんの描かれたトラックの前に立つ若手社員のみなさん

和正さん「物流はなくなってはいけない業種だから。いろんな分野で必要とされている。町とも非常時における輸送を提携しているし、東日本大震災のときは支援物資の依頼や輸送をボランティアとして協力したんだよ。」
古野「上市町と言えば、つるぎくんの絵が描かれたトラックがありますよね。」
和正さん「うん、2台あるよ。地域貢献や社会貢献活動として、5年間無料で町の宣伝をしています。」
古野「そうなんですか。走っているとかなり目立ちますよね。」
和正さん「県外に行ったとき、声をかけられることも多いね。」
古野「そうですよね。倉庫の方は、何を入れておられるんですか?」
幸正さん「うちは、米・麦の低温保管。そのほか、建材や資材などを入れてます。お客さんとこへの提案で建てとるがは書類を入れるための倉庫。書類は厚生省から提出してくださいって言われる可能性があるから、20年は保存しとかんといけんが。ハンコを押してあるからデータじゃなくて書面で残さんといけん。温度や湿度管理ができる倉庫なら、劣化せんで楽なんよ。」
古野「20年も紙で保存しとくのは大変ですね。」

どこへ出しても恥ずかしくないドライバー

古野「社員をどんな風に育成していきたいとお考えですか?」
和正さん「まずは安全教育が大事。道路を借りて仕事をしているので。人の性格は変えられないけど、会社とお届け先、受注元の三つ巴でコミュニティがあることで、コミュニケーション能力は自然に学んでいくね。企業として人を雇うことで市町村民税を払い、地域貢献にも繋がるということかな。」
幸正さん「うちはプロのドライバーを育てとんが。据え付けや車の修理、安全性とか持ってる技術をすべて教え、どこへ出しても恥ずかしくないように育ててきた。もうしばらく教えたら僕は隠居ですって一言っとんが。」
和正さん「今は人手不足だね。少子高齢化で後継者不足になっている。ドライバーって誰でもなれるわけではなくて、いろんな分野の中で必要とされている。日本ではそうでもないけど、海外ではドライバーは良い地位として認められとんがだよ。」

若手社員からの声

井上幸治さん

井上幸治さん

輸送事業部課長の井上幸治さん(34)は「個々の能力を上げて、面白い会社にしようとしています。お客さんに面白いと思ってもらえれば、紹介が生まれ、横のつながりができていきます。そのために自分も仕事を楽しんで、『清水屋ってあんなことしてるんだ』と思ってもらえるようになりたい」と話す。

業界ネットワークによる効率アップ

ウェブ上では、ローカルネットの協同組合を発足して20年前からニッチ戦略として業界ネットワークをグループ化し、現在は全国で120組合1,650社の企業と連携して隙間を埋めているそう。例えば東京へトラックで荷物を運んで帰ってくるとき、空ではなく、現地で新たに荷物を積んで運ぶことで時間やスペースを有効利用できる上、一台のトラックで済むので環境にも優しいというメリットがある。

運送事業・倉庫事業・整備事業・輸送企画のほかにも、通常は建築業の会社が行う除雪を、町から委託されて行っているそうです。幸正さんが「よろずや」、和正さんが「お助け屋。要するに変な会社なんやちゃ」と言われたように、運送業にとどまらず奥が深い会社だなぁと思いました。2人は2歳違いの兄弟。性格も知識も違う2人ですが、お互い鬼に金棒のような存在になっているそうです。人との信頼関係を大切にし、そこからさまざまなものが生み出されている、それが「清水屋に行けばなんとかなる」と言われる所以なんですね。

●DATA●

企業名 清水屋運輸倉庫株式会社
住所 上市町中江上226-1 
電話番号 076-473-1177
FAX番号 076-473-0349
E-mail haisha@shimizuya-unyu.com
設立年月日 昭和55年9月1日
代表者氏名 井上 幸正
事業内容 貨物自動車運送事業 自動車運送取扱事業 倉庫業 
自動車分解整備事業  機械器具設置工事業
建具工事業 ガラス工事業 動産及び不動産の賃貸業 製造の請負業務
人材派遣業 石油類、その他商品の販売業 全各号に附帯する一切の業務
資本金 3,600万円
勤務時間 8:00~17:00(変則あり)
休日 週休二日制(第2・4土曜・日曜・祝日)、
祝日は必要に応じて出勤の場合あり、 年間123日、その他有給休暇など
ホームページアドレス http://shimizuya-unyu.com/
過去3年間の売上高 平成24年8億6,500万円/平成25年9億5,300万円/
平成26年9億4,400万円/
過去3年間の採用実績 平成23年2人/平成24年2人/平成25年1人
福利厚生 / 従業員特典 保険(雇用、労災、健康、厚生)、厚生年金、資格支援、
子育て支援(育児休暇)、その他(忘年会などの助成あり)

●求人情報●

事業所名 清水屋運輸倉庫株式会社
職種 トラック整備士
仕事の内容 会社所有のトラック57台及びフォークリフト7台の一般・定期点検、
車検整備、タイヤ組替、鉄板等の溶接作業もあります。
雇用形態 正社員
就業形態 フルタイム
雇用期間 雇用期間の定めなし
就業時間 9:00~18:00
休日 日曜、祝日、他(お盆、年末年始)、週休二日。
その他会社休日カレンダーによる、第2・4土曜日休み
賃金(月給) 日給月給
a 基本給(月額平均)180,000円~230,000円
b 定額的に支払われる手当 車検整備手当 15,000円~15,000円
a + b 195,000円~245,000円
賞与あり、前年度実績 年2回、~24万円
通勤手当 マイカー通勤可、自動車保険加入
通勤手当 実費支給 上限あり(月額:20,000円)
採用人数 1人
必要な免許・資格 2級自動車整備士資格、大型免許、フォークリフト免許
特記事項 必要な経験は整備士経験1年以上、学歴は不問。
★応募される方はハローワークから「紹介状」の交付を受け、
応募書類を郵送してください。書類選考(3日程度)の上、面接日時の
連絡をします。

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