上市町ではたらく

地域に必要とされる三方良しの鉄骨建築を提案

有限会社 高田鉄工

鉄骨建築から事業を広げ、総合建築を行う会社。お客さんと自社、地域の協力者の方々みんなが喜ぶ仕事で「三方良し」を目指している。専務取締役の高田大輔さん(25)は、「上市町にとって必要とされる会社になれるよう、自分たちができる貢献を考えていきたい」と話す。

専務取締役 高田大輔さん

専務取締役 高田大輔さん

 
 

原点回帰で鉄骨建築の強みを生かす

森尻の滑川市寄りにある高田鉄工

森尻の滑川市寄りにある高田鉄工

――創業からの経緯を教えてもらえますか。

 祖父・高田巌(いわお)が創業した会社です。祖父は立山町出身で、元々勤めていた鉄工所から独立。上市町に住む祖母との結婚を機に上市へ来て、8年後に森尻交差点の近くに工場を建てたということです。当初、建築はしておらず、地域の方からの依頼で骨組みなど鉄骨に関する仕事をしていました。建築を行うようになったのは、大学で建築の勉強をしていた母が約30年前に入社してからです。母は現社長の父と結婚後、アパート建築や不動産屋さんからの仕事を通してスキルを上げていきました。エンドユーザーさんとお付き合いするようになったのは約20年前です。木造や構造体、住宅の新築工事も手掛けるようになり、総合建築へと拡大していきました。それからは建築が主体となっています。

鉄骨が並ぶ工場内

鉄骨が並ぶ工場内

――高田さんが入社されたのはいつですか?

 2012年です。高校卒業後は県内外で別の仕事をしていましたが、自分が生きていく柱を建てたいと思うようになり、21歳で入社したんです。ところが、翌年に祖父と建築をメインでやっていた母が相次いで亡くなり、建築のスキルは一旦ゼロになってしまいました。

――そこからどうやって立て直されたんですか?

 そこからの3年間は方向性を模索してきました。「自社の強みは何か」ともう一度思案し、やはり技術を積み重ねてきた鉄骨建築をやっていくのがベストだと考えました。お客さんの要望に細かく対応し、信頼を積み上げることで事業を立て直してきたんです。私自身はJC(富山青年会議所)に21歳で入会し、商工会も含めていろんな人と出会い、成長できたと考えています。会社でも、リーダーシップをとってやっていかなければならない状況で、周りの人に助けられ、進んできました。25歳にしてはいろんな経験をさせてもらったと思っています。

 

自分たちができる貢献で必要とされる会社に

アットホームな雰囲気の事務所

アットホームな雰囲気の事務所

――今後の展望を教えてもらえますか?

 お客さんと自社、地域の協力者の方々みんなが喜ぶ仕事ができれば「三方良し」です。基本的な技術があった上で、「ここだったら頼んでみようかな」と思える決め手は人。人間的な成長が、人生の豊かさにもつながっていきます。付加価値は絶対必要で、この先、「モノありき」な仕事はもしかしたらなくなるかもしれません。

――機械が取って代わるということですね。

 そうです。一方で、「お客さんありき」な仕事はなくなりません。医師やマッサージ屋さんなど、人に対する仕事は人がいる限り必要とされるものです。だから、私たちが関わるのも、人に対して何か役に立つことでないとなりません。

高田鉄工のみなさん

高田鉄工のみなさん

――「人」の役に立つことを模索され続けるということですね。

 はい、上市町にとって必要とされる会社になれるよう、自分たちができる貢献を考えていきたいと思っています。例えば、空き家のリノベーションや鉄骨の良さを活かした丈夫な家を提供し、それを全国に発信することで、将来的には移住や新たな暮らしを提案していきたいと考えています。

――素敵ですね。高田鉄工さんでは、お客さんとの交流も大事にされているんですよね。

 はい。毎年10月に感謝祭を開催しています。お客さんへの感謝と、実際にお客さんと触れ合う場を作ることでの社員教育を兼ねています。

――感謝祭にもぜひ行ってみたいです。高田さん、今日はどうもありがとうございました。

 こちらこそありがとうございました。

 

 


会社玄関にあるブラックボード

会社玄関にあるブラックボード

葉っぱから芽が出るコダカラソウ

葉っぱから芽が出るコダカラソウ

「お客さんの要望に応じて、誠実に良いものを提供していく」と話してくれた高田さん。上市町に無い、6階建てのビルを建てるのが目標の1つだそうです。25歳の若さでリーダーシップを発揮し、上市町の未来を創る頼もしい存在ですね。

高田鉄工さんの玄関には、ブラックボードに社章や季節のコメントが手描きされていて、アットホームな感じがしました。葉っぱから芽が出る「コダカラソウ」の鉢も置いてあり、興味深かったです。

 

●DATA●

企業名 有限会社 高田鉄工
住所 上市町森尻598
電話番号 076-472-3115
FAX番号 076-472-5751
E-mail  takatairon@takatairon.com
設立年月日 創業 昭和43年4月 設立 平成14年11月16日
代表取締役 高田由治
事業内容 総合建築業
【建築事業部】
新築住宅、新築店舗、住宅リフォーム、マンションリノベーション、店舗改装、雨漏り検査、住宅の困りごと全般、ソーラーパネル
【鉄工事業部】
鉄骨躯体工事(設計、施工、管理)、鉄骨カーポート、鉄加工品(ゴミステーション、鉄板など)
主力製品・商品  〇鉄骨躯体工事
〇鉄骨建築工事
〇住宅リフォーム、リノベーション
主な実績  松井エネルギーモータース新店舗建築、町内保育園・小学校改修工事
資本金  800万円
ホームページ http://www.takatairon.com/
Facebookページ  https://www.facebook.com/takatairon/
勤務時間  8:00~17:00
休日  週休2日制、土・日曜、祝日、年間110日
従業員数  5人(内女性3人、役員を含めると8人)
過去3年間の売上高  平成24年2億5千万円/平成25年2億7千万円/平成26年3億6千万円
過去3年間の採用実績  平成25年0人、平成26年3人、平成27年2人
福利厚生・情報  保険(健康、雇用)、厚生年金、資格支援、社員旅行、従業員割引あり

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