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上市路線バスの旅
上市町在住のデザイナー伊東です。
2021年を迎えてもコロナの収束はまだまだかかりそうですね。
好きな旅行にも行けないので、旅に出たい欲求が高まり続けております。
旅行が好きとは言っても人より多く旅をしているわけでもたくさん海外に行ったりしてるわけじゃないのですが、
何が好きって、いつもと違う日常に触れるのが好きなんです。
私の敬愛する真島昌利氏の「休日」という曲の一節
「穏やかな日に風が吹いて
穏やかな日に列車に乗る
河原で釣りをしてるオヤジ
オヤジと僕が入れ替わる
何もかもいろんなこと
お日様のせいにして
僕はボーッとしてる」
それから二番の歌詞にも
「河原で野球してる子供
子供と僕が入れ替わる」
というフレーズがあるのですが、
私の旅の楽しみはこの「入れ替わる」体験だったりします。
静岡で見かけた、一面の茶畑の道を行く自転車のおじさんと入れ替わったり、
キャベツ畑を走る銚子電鉄に乗る高校生と入れ替わったり、
その土地に流れる時間をそこにいる人と一瞬入れ替わった感覚になった時、
旅の気分は最高潮ですよね。(笑)
どんなに綺麗な写真を見ても「入れ替わる」感覚にはならないのが不思議です。
以前友達の結婚式でハワイに行った時、
帰りの飛行機に乗るために乗ったバスの車窓から見える現地の住宅地の風景に完全に萌えてしまって、写真を撮りつつ現地の人と入れ替わりまくった挙句持っていたスマホをバスの中に置き忘れてえらい目に遭いました(笑)
その時に撮ってた写真がこれ(笑)
写真としてはなんじゃこりゃって感じですが、土地土地のこういう日常風景の中で擬似生活体験をしてるんですかね。
これが旅のひとつの要素だとすると、近所であっても旅はできるんです!
という長い前振りになってしまいましたが、
先日初めて路線バスに乗って町内旅行に出かけました。
行き先は大岩。
上市駅のバス乗り場から乗車。
子供ははじめて町の路線バスに乗って大興奮。
長年上市に暮らしながら、私も路線バスに乗ったのは初めて!
普段自分で運転する道ですが、やはり車窓からの景色は、普段とは違うものが目に入ってきて新鮮。
大岩に到着してまずは百段坂を登って本堂参拝。
それから金龍さんで暖かいにゅうめんとぜんざいをいただいて、少し周辺を散策して終了。
バス時間の都合で滞在時間は1時間半ほどでしたが、小さい子供を連れていくにはこのぐらいの時間がちょうどよいです。
自分の生活圏内であっても普段の行動パターンとは違うところに行くとれっきとした小さな旅なんですよね。
ぜひ一度お試しください!!