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大都市を離れ、地方で起業した男のブログ vol.1 自己紹介
吾輩は経営者である。
といっても、そんなに立派な経営者ではない。
2009年末に14年過ごした東京を離れ、高校生まで過ごした富山に戻ってきた。
2010年が始まって、最初の半年間はフラフラして過ごした。それこそ、ニートみたいな生活だった。小説家になろうと思って、いくつか文章を書いたが思ったよりセンスが無く、それよりさらに根気がなく、その夢はあっさり諦めた。
起業した理由は3つ。
こう書くと、ロジカルでかっこ良く聞こえるが、大した理由ではない。
ひとつは、経営者になってみたかったこと。漠然とした憧れがあった。
ふたつめ、東京でもらっていた額の給与を貰えるような会社がパッと見、みつからなかったこと。
みっつめ、いい加減、働くことに疲れていたので、好きな仕事だけして生きていたい。と思ったこと。
ハッキリ、ダメ人間である。
当時、結婚もしていなかったが、こんな男と結婚しようなんて思う人も居ないだろうなぁ、と今になってから考えると、わかる。
しかし、当時は旅人っぽい感じがしたし、今や死語になっているが、「ノマドワーカーだぜ~イェーイ」とか思ってた気がする。
最低である。
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さて、そんなろくでなし男なワタシであるが、天の時、地の利、人の和に恵まれ、今では富山県滑川市に本社を、富山県中新川郡上市町に工場を、そして東京に支社を構えるまでになれた。
仕事の大半を、東京、名古屋、大阪、京都といった大都市から頂き、時には海外からも仕事をもらうようになれた。
奇跡的に素敵な女性と結婚も出来、子供も二人授かった。
劇的な変化である。
世界は自分を中心に回っていると錯覚するほど、幸せである。
全て、地方で起業することによって得られた幸せである。
この幸せをわかちたい。
自分の経験を出来る限り多くの方に伝え、『大都市を離れ、地方で起業する』というこの上なく素敵な生き方を広めたい。
そんな思いで、重い重い筆をとった。
今日から書く。
頑張って月に2度程は更新しようと思う。
ありがたーい、応援の声を頂けるようであれば、もう少し更新したい。
主に、カッコ悪い事実を中心に書くつもりなので、間違っても会社のホームページからはリンクさせないでおこうと思っている。
それでは、また、近いうちに会いましょう。