上市町でくらす

UIJターンしちゃう!? vol.2 自然とご飯に魅せられて

 

僕が社会にでたのは1999年。

 

ネットベンチャーという言葉が熱気を帯びて語られ始めたころでした。

 

 

 

僕も、とあるネットベンチャーの立ち上げから参加させてもらい、退職までの5年間は仕事が人生のすべてというくらいよく働きました。

 

たぶんひと月に400時間くらいは働いてたんじゃないかな?

寝てない自慢もよくしてたと思います(笑)

 

 

 

仕事のレベルはともかく、その当時なりに夢をもって本当によく頑張ったなーと思うのですが、特に最後の1~2年は実力以上にいろいろな仕事を背負いすぎてしまったためか、いわゆる「うつ」の状態になりながらギリギリやりきった、という感じでした。

 

 

そんな風に精神的にも肉体的にも厳しさを感じていたころに、僕は自然にすごく惹かれるようになっていきました。

 

 

はじめは渓流沿いの道の散策からはじまり、ほどなく登山にはまりました。

 

経験も知識もまったくないのでヤマケイとか岳人とかの雑誌を買って、ひとりでよく山に行っていました。

 

仕事が立て込んでくるとふと思うのです。「あ、自然が足りなくなったきたな」と。

 

そしてフラフラと山にでかけていく(笑)

 

そんな時期がしばらく続きました。

 

 

 

 

その後、激しいベンチャーでの仕事をやめて、勤めはじめた会社は自分の仕事さえやっていれば定時に上がることが普通の会社でした。

 

今にして思えば僕はそこでバーンアウト後のリハビリ期間を過ごさせてもらいました。

 

(感謝してます。そしてその会社の名誉のために言っておくと決してぬるい会社ではなく、理念をしっかりもってビジネスをしているよい会社だと思います。そしてこの記事を読んでいたならぜひお仕事をください)

 

 

そのころちょっとした楽しみにしていたのが、月曜19時に帰宅して見る移住系のテレビ番組でした。

 

特に田舎の「食」の豊さは僕を惹きつけてやみませんでした。

 

嫁の実家の畑の野菜のうまさを知っている僕にとってはあまりにリアルに想像できる魅力です。

男性を落とすにはまず胃袋から、なんていうどこかの国のことわざがありますが、あれはかなり説得力がありますよね。

 

そんなこんなで「田舎で暮らす」という選択肢が、おぼろげながらも僕の人生に現れてきたのでした。

 

 

 

<次回に続く>


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