上市町でくらす

ある意味「かかりつけ」な地域のお店

 

上市町のデザイナー伊東です。

先日、商工会で開かれたとあるセミナーに参加した時、普段から親しくさせていただいている三栄時計の店長さんが、つい最近入ったばかりの新入社員さんを連れて参加しておられ、

「今この子に視力を測定する練習をしてもらってるから、練習台になってあげてよ~」

と声をかけてもらい、

眼は裸眼で1.5以上は確実にある私ではありましたが、

練習台として行ってまいりました。

 

デザインの仕事は長時間パソコンに向かい、目を酷使する仕事です。

でも私は眼が強いのか、疲れ目こそあるものの視力の低下を感じたことはありません。

幼い頃から、「眼が悪くなるから」と叱られるような、暗い部屋でテレビを見たりゲームをしたりと、眼に悪いことをたくさんしてきましたが。

一向に悪くなりません。

 

それでも、眼鏡というものにはずっと興味があって、眼鏡屋を見かけると入ってみたりもするのですが、必需品ではないのでなかなか買うには至らなくて。

身に付けるものに関しては、仕事のインスピレーションにも繋がってくるので、多少高くてもいいものを買いたい性分で、あまりそこに出し惜しみはしない方だと思いますが(高いものを買ったら、よし、仕事頑張って取り返すぞと自分に言い聞かせております)、伊達眼鏡にお金をかけるというのは抵抗があるのです…。

買う必然性がなく、顔につける飾りになってしまうからでしょうか。

 

今回も完全に練習台になるだけのつもりで行きました。

眼科にあるようなハイテクな測定器に顔を乗せて、

「すご~い、こんなに眼良い人測ったの初めて~」なんて言われながら

測定は進み、、

 

結果、両目での視力はものすごく良いけど、左目の視力が悪いから、ほとんど右で見ている状態とのこと。

 

店長曰く

「眼鏡をどうしてもかけなければいけないわけでは無いけど、掛けると楽だと思うよ。乱視も入ってるし。」

 

ん?

 

「掛けると楽。」

「掛けると、、楽。」

 

おお!

 

それはつまり、私には眼鏡が必要ということですね!!

 

伊達眼鏡にお金をかけるのには抵抗があるけど、マジな眼鏡なら話は別!

 

その場で一本作ってもらうことに。

 

翌日出来上がってきて、私の眼鏡生活は始まりました。

なんだか着てる服もいつもと違って見えるし、人生のアナザーストーリーが始まったみたいな気分!

その後、かけたいフレームをリクエストして仕入れてもらい、

2本目も購入。

ああ、楽しいな眼鏡。

嬉しいな眼鏡。

こんな世界があったのね。

イッツア眼鏡ワールド!

と、浮かれていると、、

外食に行ったお店のソファで、

その眼鏡をお尻で踏んでしまい、

ペシャンコに。。。

 

幸い自力でかけれる程度には戻せたのですが、グラグラ。

 

後日

三栄時計さんに駆け込み、

「ハズキルーペ(のCM)じゃないんだから」と笑いながらグラつきを直していただきました。

まるでお医者さんですね。

この時思いました。

 

もし、このような繋がりもきっかけもなければ私は今も眼鏡を買ってないし、私の性格上、もし大手メガネチェーンなどで買っていたとしたら、こういう時メンドくさくて直しに行ってない!!

近くで、すぐ話せて、笑ってくれる関係性が作れるからこそ!

眼鏡ワールドに足を踏み入れ、壊れてもすぐに直せたのです。

眼鏡に限らず、個人の関係性を大切にする地域密着のお店にはこのような魅力と可能性があるんだなあと、再認識。

 

そういえば私の商工会青年部の先輩は、地元のいろんな飲食店に自分しか頼まない裏メニューがあります。そういうのが好きな人なのですが、

「〇〇ちゃん、いつもの」

これができるのも地域密着のお店の魅力ですよね。


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