上市町でくらす

染め直しという魔法

 

上市町のデザイナー伊東です。

私はここ数年、下着などを除いてはファストファッションブランドではないものを、高くても良いと思ったものを買うようになりました(もちろん限度がありますが…)。敢えてファストファッションブランドのものを辞めていったわけでは決してなくて、本当に自分に合っていると思えて、且つ身につけて嬉しくなるものが結果的にそれ以外のものだったということです。現に、ヒートテックなどは高品質で愛用しています。あの金額で、あれだけ薄くて暖かいものは他にないですよね。

高くても、良いと思ったものを選んでいくと、服のサイクルが延びます。品質が良いので長く良い状態で着れるのです。
当然また新しいものも買ったりしますが、クローゼットの中のお気に入りの純度が非常に高いので、無駄なものがなく、ほとんど着ない服や捨てるようなものもありません。
なので、これも一種の断捨離??違うか?

最近こんなことがありました。

買ってまだ1年足らずのチェック柄のシャツの胸ポケットに黄色いシミが、、強烈にシミがついていました。。わざわざその色を塗ったかのように鮮やかなシミです。。

買ったばかりの眼鏡をお尻で踏み潰した記事をお読みの方は、すぐにピンと来るかと思いますが、当然犯人は私です。

私は、何かをメモした付箋を何故か胸ポケットに入れていたようで、どういうわけか、そのことを忘れて、愚かにもそのまま洗濯機に入れてしまったのです、、

何を書いたメモだかわかりませんが、お気に入りのシャツに付けたシミの代償として、これなら仕方ないと思えるような重要なメモでないことは明白です。

ご存知でない方、覚えておいてください。
付箋を胸ポケットに入れて洗濯すると猛烈なシミが付きます。。

そのシャツ、とにかく相当気に入っておりまして、シミ以外は非の打ち所がない、愛すべきシャツ。

捨てることなどできないので、重ね着のインナーのみに使おうと思い、傷心のままクローゼットにしまっておくことに。

数日後、のれん制作の依頼で地元の染め作家さんとの打ち合わせがあり、
染めサンプルを前に色々と話をしながら、

あれ??もしかして、この人ならシャツを生まれ変わらせられるのでは!!

しかし、この作家さんは長年こういうテイストのものを作っておられる知る人ぞ知る人気作家さん。

 

このようにマヌケな案件、私のシャツの染め直しなどお願いしていいのだろうかと、

恐る恐る聞いてみました。

 

「あの、、こういうものを染め直せますかね?白黒チェックに黒を重ねたりしてこのシミ消せますかね??」

すると、
「ああ、そういう染め直しは昔からやってますよ^_^」

ホッ

ということでお願いすることに。

あまり表には出してないけど、マンネリ化してきた服を染めたりというのはよくやっておられるそう。

そして出来上がってきたのがこれ!

 

 

 

 

はじめからこの色であったみたいないい色!

ビフォアの写真がないので、これだけ見てもわかりませんが、、ポケットのシミもない!

それと合わせてウチの粗品のタオルも粗品感丸出しの感じに若干変化が欲しくなってきていたので、プリント色とほぼ同じ色で染めてもらうことにしました。

こんな感じです!

元々は粗品によくある白地のタオル。

 

 

 

 

ガラッと雰囲気が変わります。

みなさん、楽しくないですか?染め直し!
今あるものが別のものに生まれ変わって新しいストーリーが始まるのです!

新しく買うモノとは違う、

割れた陶器の「金継ぎ」みたいに新たな価値を生みます!

上市町の染め作家Starry eyedさんにそんな大切なことに気づかせてもらいました。


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