上市町ではたらく

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エクステリアの専門家、独立で得た充実のライフスタイル

MBworks

庭づくり・外構に関わる様々な仕事を幅広くこなすMBworksの浦田政之さん。高い技能を持つ職人である一方で、バンド活動のほか、スノーボードやサップ、キャンプ、釣りなど自然のアクティビティをこよなく愛する浦田さんは、独立開業を機に仕事とプライベートのどちらも大切にしたタイムマネジメントで充実の日々を送る。

 

– 事業内容について教えてください。

 

一般住宅の庭工事・外構工事全般です。

一応名刺に書いている事業内容は、庭工事全般、カーポート工事、フェンス工事、ブロック工事、土間コンクリート、左官、タイル工事、植栽工事、樹木剪定、伐採処分、庭照明工事、エクステリア製品の販売及び取付などですね。

自分の売りとしては、それらをほぼ自分1人で工事できるということです。

あまりに大きかったり、どうしても相方のいる作業だったら同業者の仲間に応援に来てもらいますが基本は1人です。

 

– お一人で外構も庭もというとかなり幅広いですよね?

 

広いですね。逆に特殊かもしれないですね。

通常ですと、各分野の業者さんにお任せしますが、MBworksでは一貫して施工しています。

 

– 具体的にどんなものを作っておられますか?

 

庭に園路やアプローチを作ったり、フェンスや壁を設けてプライベートな空間を作ったり、人工芝でドッグランとか小さい子供が遊べるようなスペースを作ったり色々ありますね。

駐車スペースを作るというのも多いですね。コンクリート舗装から敷地の境界工事、カーポートの設置など全てやります。

あと今ポストが家についてないお宅もよくあるので、玄関の横に単体で設置するポストや、宅配BOXなど手配して取り付けるというのも多いですね。

 

 

– 家の外のことを一手に受けられるということですね。

 

何か相談してもらえれば大体手配はつけれます。

ひと口に庭屋といっても、造園寄りと左官寄りがあると思います。自分はどちらかというと左官工事・セメントを使う工事が得意です。

 

– 「使う庭」寄りってことですか?

 

そうですね。自分の家の庭も自分で作ったんですが、外で調理したり食事ができるスペースになってるんです。そういう庭も作れます!

 

 

 

– もはや屋外のリビングダイニングという感じですね!

 

それから最近雑草対策の相談も多いですね。

以前させてもらった仕事なんですが、雑草がすごくて、お客さんが草むしりで腱鞘炎になって、手も痛いし年齢的にも無理だわってことで、「生えにくくして欲しい」という依頼をいただきました。

 

– やっぱりそういう要望はありますよね!

 

いっぱいあります。

 

– その場合はどうするんですか?

 

そこでコンクリートにしましょうって言えばそれで終わりですが、お客さんに「今後草花植えられたりしますか?」とか「木植えられますか?」とか「庭出て楽しみたいですか?」というやり取りをして、「小さい花壇でもあればいいね」ってなれば、じゃあここに花壇を置いて草花を植えられたらどうかと提案して、その他は例えば防草シートを敷いて砂利にしましょうとか、石ばりにしましょうとか、ただのコンクリートじゃなくて庭に出たくなるような提案をしました。

 

– コミュニケーションの中で引き出していくってことですね。

 

まず庭に出たいか出たくないかとか、庭に出たいのであれば、「飛び石でもしますか?」とか砂利だけじゃなくて足乗せる飛び石があると歩くのも楽しくなるし。

個人のお客さんの場合は提案の自由度も高いので、家族構成からヒアリングして、例えば眺める庭なのか使う庭なのかといったこととか、そこでどんなことをしたいかとか、確認しながら作っていきます。

 

 

– 面白いですね庭は。

 

打ち合わせは大変ですが、個人のお客さんは楽しいですね。

お客さんに求められるものを直接話して作っていけるので。

 

下請けで入る仕事でも、このまま図面通り作るとこの先生活していくと必ず都合が悪くなるデザインだなと思えば元請けの方に意見を言わせてもらうこともあります。とにかくそこで生活されるお客さんのことを一番に考えて仕事しています。

 

 

– 起業の経緯は?

 

滑川出身なんですが、高校は新川高校で、1995年に高校を卒業して最初は土木の仕事をしてました。山の斜面をコンクリートで保護する「法面保護工」という仕事です。

その後2004年に庭工事や外構工事をする会社に転職したんですが、そこが今の仕事の修行期間みたいな感じですね。

6〜7人の会社だったんですが、こちらの社長も今の自分のようにいろんなことを自分でやりたいという方だったので、そこでいろんな技術を学びましたね。各分野のプロフェッショナルの職人さんの仕事を間近で見ることができたので本当に勉強になりました。そこで12年勤めて2016年8月に独立しました。

 

– 独立されたきっかけは?

 

勤めていると、職人としてどれだけの仕事をしても固定給だったので、

独立して仕事に見合った対価をもらえるようになりたいと思ったのがきっかけですね。

あとは自分で仕事の時間をコントロールできるようになりたいという思いもありました。

当時は仕事中心のライフスタイルでしたが、自分はやりたいことがたくさんあって楽しむ時間が欲しかったというのもあって、それも独立のモチベーションの一つになっていました。

 

– 独立して良かったことはありますか?

 

自分の時間、家族の時間、仕事の時間を自分でコントロールできるようになったというのが一番大きいですね。

 

– 会社員時代より独立してからの方が充実感はありますか?

 

すごくあります。

みんな起業すればいいと思うぐらい(笑)

独立したら全て自分の責任なので、会社に勤めてる方が安心感はあるかもしれないですが、

時間は自分で采配できるので、早朝仕事しようが夜中仕事しようが、自分の責任で決めることができる。

業種によって違うとは思いますが、職人さんはどんどん自分で起業すればいいんじゃないかなと思っています。

 

– 独立して大変だと感じたことは?

 

まず自分で仕事をとることですかね。これは勤めていた時は会社がやってくれていたので。

さらに打ち合わせ、見積もり、発注、経理など。

中でも見積もりが大変でした。打ち合わせをして現場の測量をして必要な材料の拾い出しをしてというのを自分ひとりでやらなくてはいけなくなるので。

幸い独立すると決めてから退職するまでの間に、前の会社の社長さんから基本的な工事単価など教えてもらえていたので本当に助かりました。それが今でもベースになっているので、恵まれていたなと思います。

 

– 上市で働く・暮らす上で魅力的に感じることはありますか?

 

結婚を機に上市に住んで、妻と2人の子供の4人家族なのですが、

自分が暮らしていた滑川の山の方と比べると、生活に必要なものがギュッと詰まってて暮らしやすいなと思います。

電車もバスもありますし。

あと上市に人は優しい人ばっかり。少なくとも自分がこれまで関わってきた人は皆さん優しい人ばかりです。

 

それから、自分は昔から自然のアクティビティが大好きなんですけど、上市は本当にそのポテンシャルが高いと思います。

良いキャンプ場もありますし、ダム湖もあって渓流釣りもできる。

ニジマスとかイワナが釣れて外来種がいない場所なので、釣りファンには嬉しい場所だと思うんですよね。

カヌー場があるのも良いですよね。今は一般の人が遊べる場所ではないとは思いますが、

アクティビティとしてカヌーとかサップとかできるようになったらすごく人気が出る場所だと思います。

 

過去にはアウトドアメーカーが数社集まってテントの新作発表会を親自然公園で開催されたこともあったので、そんなふうに自然のアクティビティのイメージがついて充実していったら良いなと思います。

 

– 今後の展望を教えてください。

とにかく今のスタンスを変えずに長く続けていけたらいいなと思っています。

 

– ありがとうございました!

 

●DATA●

企業名

MBworks

住所

上市町大永田97-2

TEL 076-460-0775
E-mail marbomarbo770603@gmail.com
Instagram https://www.instagram.com/mbworks3/
代表 浦田 政之
事業内容 一般住宅の造園・外構工事業
営業時間 8:3018:00
定休日 土日祝日

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