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原始人sの上市jターン日記~坂本ですが~Vol.9 子育て中です。
坂本ですが本日はちょっと真面目なお話を。
上市に移り住んで1年半が過ぎました。
様々な変化がありましたが、その中の一つに子供と年輩の方々の関係性について考え直すことができたということを挙げたいと思います。
これは恐らくライフワークバランスがとれたことで見えてきたことだと思っています。
ライフワークバランスがとれたことで、家族と過ごす時間が増え、近隣住人と接する機会が増え、地元企業の人たちと話す機会が増え、役場の方たちとコミュニケーションをとる機会が増えました。
もちろん東京にいたときも年輩の人たちと接することはありましたが、上市に来てから年輩の方たちとのコミュニケーションは圧倒的に増えたと思います。 (田舎は高齢化が進んでいる?)
実際に触れあってみると、年輩の方々は皆さん本当に子供のことが好きなのです。
道で会えば子供に話しかけるし、やんちゃな長男坊を注意している現場に出くわすと「あれくらいやんちゃでいいのよ」と言います。(※実際は方言で)
子供を見れば触れ合うのはおじいちゃんおばあちゃんたちの習性なんですか?
そして多くの場合、年輩の方々は自分よりも子供のことを優先してくれます。
でも以前の私は、ちょっと過激な言い方をすれば、年輩の方々は子供たちの将来の犠牲の上に豊かさを築こうとしているように見えていました。
何故、そのように見えていたのでしょうか。
年輩の方々の声を新聞やニュースといった世論と、世論をもとに為される政策を通して見ていたからです。
医療費が増えたら嫌かと言われれば、嫌だと言うでしょう。
その結果、子供世代への借金を肩代わりに、年輩者への手厚い政策が展開されます。
では、例えば「孫に借金を残したいか?」「そこを歩いているお子様に借金を残したいか?」という質問をしてみてはいかがでしょうか。
「自分が死んだあとのことだからどうでもよい」と答えるおばあちゃんおじいちゃんの姿がどうしても目に浮かびません。
きっとおじいちゃんおばあちゃんは「自分も大事だけど、自分以外もとても大事」なのです。
例えば、年輩の方々へのアプローチを考えた場合、医療費が増えたら不安ですか?という一問一答の答えに対して社会を動かすのではなく、年輩者がどのように年を重ねてどのように考えているのか、そのストーリーを鑑みて社会を動かすことが政治家にもそうでない労働者にも大事なことなのではないでしょうか。
ちなみに上市に来てからというもの、私は子育てが荒くなったような気がします。それでも子供はたくましく育つもんだ、と心の中で言い訳をしながら。
ということで、私は家の中に物を増やしたくはないのですが、孫に物を買ってあげたいというおじいちゃんおばあちゃんの気持ちをくみ取ってさしあげましょう(上から目線)。
さぁ、お小遣いをあげたくてあげたくて仕方がないおじいちゃん、おばあちゃん、孫用貯金箱を用意してください。
お小遣いをあげたくなるたびに貯金箱にお金を入れて私に渡してください。流用はしませんのでご安心を。
今日の写真は特に意味はありません・・・。雪に魅せられたので載せてみました。