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インドア派が魅せられた剱親自然公園の佇まい
上市町在住のデザイナー伊東です。
キャンプをされる方にはお馴染みの、剱親自然公園(つるぎしんしぜんこうえん)。
上市川第二ダムのダム湖畔にあり、キャンプサイトやパークゴルフ場を有する大きな公園です。
私は何年もキャンプをやりたい、アウトドア派になるんだと言い続けながらこの間やっとグランピング(テントや食材など全てが用意されたキャンプ。手ぶらで行けるので、アウトドア版のホテルという感じでしょうか。)を1度体験したばかりという根っからのインドア派であるため、この剱親自然公園は「キャンプをするアウトドア派だけの空間」という先入観があって、なかなか近寄りがたい場所でした。
いや、何度かあるんですよ。
1度目は1人で。
その時は、すれ違う車1台1台に「ん? なぜここをインドア派の車が走ってるんだ?」と怪訝に思われている気がして、手前のダムのカヌー競技場で引き返しました。
その次は子どもを公園で遊ばせようと、頑張って中の駐車場まで行ったはいいものの、そこには明らかにキャンプ常連の猛者ファミリーばかり。
「あれ? どうしてここに、インドア派のおじさんがいるの?」というアウトドア少年の眼差しに耐えながら遊具がどこにあるのか探したのですが、常連風の顔をするのに神経を使いすぎたためか注意力が散漫になり、見つけることができずに引き返してきたという…なんとも小心者なインドア派の私。
まあ、多少大げさに書きましたが、そのくらい私にとっては遠い公園でした。
というと実際の距離が遠いと思われるかもしれませんが、上市町の役場から車で15分か20分程度なので、実際の距離はそれほど遠くはないんです。
しかしですね、どう考えてもいい場所なんですよね。自然のスケールは大きいし、見晴らしはいいし、ダム湖は美しいし。
それでずっと気にはなっていたのですが、
先日新潟でグランピングをしたことで、
私以上にインドア派の妻のアウトドアへのハードルが下がりはじめていて、日曜日の朝にふと「上市のキャンプ場見てみたい」と言ったものですから、これはいい機会だと「じゃあちょっと行ってみようか」ということで、再度行ってきたのです。
今度は案内看板をしっかり見て、芝生広場とフィールドアスレチックを目指しました。
なぜ、前は見つけられなかったのかと思うくらいわかりやすいところだった。
行ってみると、広々とした芝生広場に焚き火ができるスペースがあって、トイレも完備されてて、奥の方に行くと上り斜面に木製の遊具が6つほど並び、1番奥に東屋があるという空間。
空が近い。
そしてまず、この遊具の佇まいがなんともアンティークというか、ジブリ的というか、作ってから何年だったのかわかりませんが、いい味出てるんですね。この雰囲気は凄く好きです。
子どもが公園で遊びたい年頃なので、いろいろ公園は行くのですが、こんなに雰囲気のある遊具は無いですよ。
木製の遊具っていいですね。
一般的なカラフルな遊具は長い時間が経つと色も霞んで古くさくなってしまいがちですが、木製の遊具ってカッコ良く歳をとるんですね。エイジングしながら風景として馴染んでくる。
見た目もさることながらやってみると結構楽しいんですね。多分子供と一緒なので数割増しになってると思いますが。
ダム湖を望むロケーションと、広々としたフカフカの芝生、焚き火スペースなど、空間的な可能性を非常に感じる場所でした。
そして何より気持ちいい!
これが、キャンプのついでに遊べる場所なんですよね。
ここ数年欠かさずキャンプに訪れるというある民謡歌手の方が旦那さんとよく話しているそうです。
「こんなに贅沢な時間はないよね。これをやらない人は、人生半分損しとるよね!」
と。
先輩、わかってます。インドア派の私でさえそう思います。
キャンプやるぞ。
テント買うぞ。
猛者の皆様、いろいろ教えてください!