上市町でくらす

贅沢な散歩道

 

上市町在住のデザイナー伊東です。

 

先日、取材で訪れた伊折地区に子どもを連れて再訪しました。

 

「劔いおりの郷」でランチをいただき散策道を散歩。

 

3歳児には全て回るのが厳しそうだったのでせせらぎ小径の手前まで。

それでも眼前に剱岳が迫る砂利道を、両手に持ったススキを振り回しながら走り回るのは相当楽しいみたい。
昭和の子供に見えてくる。

 

 

この先川の方に降りると、林の中を湧き水の小川が流れる静かな「せせらぎ小径」があってその先には砂防堰堤が作り出す滝越しに間近に迫る剱岳を眺めることができる絶景ポイントがあるのですが、そこはもう少し体力がついてからあらためて連れていきたいと思います。

 

今、一軒も家はありませんが、家が建っていた区画や神社の佇まいなどから当時の暮らしの息遣いを感じることができます。

戦後に植林された杉によって当時の風景とは多少異なるそうですが、ドーンと剱岳が鎮座するように間近に迫るまさしく剱岳の麓の村。

散歩するには贅沢すぎる環境です。

今シーズンはそろそろ雪の時期になりますので、来シーズンに是非一度お試しください。

ところで、取材の際に「劔いおりの郷」の酒井勲さんに頂いた「伊折の歴史と文化」という約20年前に編さんされた冊子が非常に面白いです。

読んでいると当時の暮らしが頭の中で絵になって鮮明に描き出されて、ワクワクしながら読みすすめています。
なかなか本を読みきれない私ですがこの冊子はどんどん読めてしまうから不思議です。

今制作を進めている冊子には詳しいことは載せられませんが、この冊子を読んでの感想なんかを次回綴ることができたらと思います。

 


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