上市町でくらす

雪の遊園地改めタネランド

上市町在住のデザイナー伊東です。

先日のブログでも告知をしておりました「雪のゆうえんち2020」ですが、

地元種地区の方も「どんなに雪が少ないときでもかまくらだけは作ってきた」という言葉にどこか安心感を覚えていましたが、

その言葉の遥か上を行く記録的な暖冬。。

 

開催の2週間ほど前に雪が降り積もることを期待するのをやめ、室内型のイベントに大転換。

 

実行委員会メンバーのあらゆるネットワークを駆使して集められる限りの遊具を体育館に集め、

「集めるだけでうまくいくと思うなよ」と己を戒めるように、より楽しく、雪遊びに匹敵するくらいの長い時間、繰り返し繰り返し遊んでもらえる方法を開催直前までああでもないこうでもないと試行錯誤して行った結果、

当然ながら告知用のチラシに書かれていることのほとんどが変更になり、

しまいにはイベント名も「タネランド」と改められることになりました。

ここまでの異例の事態です。

臨機応変も度を越すぐらいに今日時点のベストを突き詰めていこうと。

名前が変わったのは、 開催3日前のことです(笑)。

通常ありえないことでしょうが、 雪がないのに「雪のゆうえんち」と銘打っているイベントに誰が行きたいと思いますか!

そこからはチラシがない分、連日関係者のSNSでの必死のシェア。

 

それでも十分な告知はできませんでした。

 

迎えた開催日当日も雪は全くありませんでした。

雪のイベントに雪がないなんて。

中止もあり得ましたが、中止にするメリットもありません。

むしろ開催することに大きな意味がありました。

 

お客さんが来ないことも十分にあり得た状況でしたが、フタを開けてみれば100人以上の来場者で大盛況。

 

フード関係も雪がないからと言ってこれっぽっちも手を抜かず、高いクオリティーのものを出していたこともあり、想定していた以上の売れ行きとなり、トータル的に見れば大成功であったと言いたい!

あと、昨年の雪のゆうえんちでも感じましたが やっぱり子どもたちの遊びたいエネルギーってすごい!!

 

1人1枚達成してくれればと思って用意した体育館アトラクションのスタンプラリーシートはあっという間に印刷してきた120枚がなくなり手切りの白紙が代用品となっている状況。

ボランティアスタッフの5歳の娘さんは朝10時〜15:30までずーっと遊びっぱなし。

 

すごいエネルギーです。

 

小・中・高校時代、運動会や文化祭などのあいさつで「皆さんの若い力に触れて私たちも元気をもらいました」って大人の人たちが判を押したように言っていて、「またこの人も言ってるわ、ホンマかいな」なんて思っていたのですが、

不覚にもこの日、この言葉の意味を身を以て実感しました。

 

元気ってもらえるんですよ!!

みなぎってくるのがわかるんですよ!!

私も歳をとってしまったということでしょうか。

 

でも、この感覚があるからイベント企画はやめられない。


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