上市町でくらす

 

こんにちは。ブログ担当の大室です。お待ちかね、ハッピー上市会座談会の後編を公開致します〜(前編はこちら

 

ハッピー上市会の将来

ハッピー上市会が「今後こんな感じに発展していったら良いな」というようなことはありますか?

 

高田 ハッピー上市会は、さっきも話に出てましたけど、色んな人が集まって色んなディスカッションして、思いを統一する場なのかなって思っています。なおかつ、ディスカッションしたことをその場で発表することで、お互いに知らんだことを知るじゃないですか。で、そこでまたつながる、そこでまた何か生まれるっていう。思いを統一させる場でもあって、なんか出会って新しいものが生まれるっていう場なんだろうなって自分の中では思ってます。

 

 

実際、私今やってる空き家再生プロジェクトはハッピー上市会の活動ではないですけど、ハッピー上市会におったからこその出会いでできているんです。そういった派生のところが、出会いの中で生まれるような形になっていけば町としては一番いいんだろうなというふうに思ってます。

 

松井 はい(笑い)色んな方がいて良いんですよ。

 

西川 極端な話、意見がぶつかって喧嘩みたいになるのもまた楽しいですよね(笑い)

 

一同 笑い

 

高田 だからそういう場として、意見もどんどん出し合えば良いと僕は思うんです。それで一つ何かできれば儲け物じゃないんですかね。そんな感じです。

 

西川さん、喧嘩も良いですよねって仰ってましたが(笑い)

 

西川 実は喧嘩っ早いんですよ(笑い)

 

一同 笑い

 

西川 仕事場の中で私とかが意見言うとみんな黙るじゃないですか(笑い)。本当は言い合いたいんですけど。

 

一同 笑い

 

西川 今介護の仕事をしていて、元々医療にいて「良い介護ってなんですか」「良い医療ってなんですか」って話になる時に「利用者さんのために、患者さんのために」というのが一番に出てくるんですけど、それって本当に素晴らしいことなんですけど、うちの社長がいつも「良い介護ってもう一つあるんだよ」って言ってて。

 「良い介護って会社が元気なことなんだよ」って。「もし会社が潰れてしまったら、自分のところを信じてくれていた利用者さんたちが行き場をなくすでしょ」と。だから事業計画を立てて、自分たちで目標を立てて、自分たちで利益を上げなきゃいけないんだよっていうことを毎回言われるんですよ。 それを聞くと職員たちは最初は「なんでこの世界、お金のことを持ち出すなんて」という反応もあったんですが、最近はなくなってきて。

 

 

 元々ハッピー上市会は中小企業の方の集まりじゃないですか。やっぱり自分の会社が第一だと思うんですよ。潰すということってあり得ないと思うので。介護の世界では「多職種連携」という言葉があって、色んな資格の人が連携することによって利用者さんをサポートしていく仕組みなんですけど、ハッピー上市会ってまさに多職種連携だなと思っていて。

 介護と医療のこと以外は全く分からない、ゼロの私に、高田さんや皆さんがそれぞれの意見を持ち寄ってきてくれて、何かこう、何かを作っていく、何かは分からないですけど……それを作っていくってまさに多職種連携だなって思います。町のためにも良いだけでなく、自分たちの仕事、企業に絶対プラスがあるなっていう。そういうなんかちょっと貪欲さもあって良いのかなと思っているので。上市にある企業さんが一つでも潰れないような、っていうそういう助けになったら。

 だからさっきあったようにお互いもっと意見を、あんまり言うと喧嘩にギスギスしても困るんですけど(笑い)、でも大事な意見ってはっきり言うべきだと思うし。

 

松井 うん

 

西川 高田さんも、例にとってごめんなさいね(笑い)

 

一同 笑い

 

西川 心の中で「この人何言ってるの、馬鹿じゃないの」って思ってても、「そうですね〜」って調子合わせても仕方がないじゃないですか。

 

一同 笑い

 

西川 そうなったらハッピー上市会はそこまでの会に止まってしまって、何のためにハッピー上市会に出ているか分からなくなってしまうので、やっぱりそこで「私は違うと思います、私はこうじゃないかなって思うんですけどどうですかね」って言えると良いな、と。

 そう言われた瞬間はちょっと腹が立つかも知れないんですけど「言われてみればそうだな」って思えるようなやりとりができていけば。参加されてる皆さんの年齢の差もあるし、県外から来た人の意見とか、私も県外ですけど、色んな人とそういうのができたらと。偉そうにすみません(笑い)。後から入ってきてこんなこと言って(笑い)

 

一同 笑い

 

松井 いえいえ(笑い)

 

西川 でも、だからこそ分からない話の時でもなるべく参加させて頂いて、お話聞きたいなと。そんな会になったら良いなと思って参加させてもらってます。

 

小柴 ありがとうございます。

 

お世辞を言い合うだけだったら、会の特徴が生かせないですよね

 

西川 喧嘩っ早いんですよ(笑い)。すぐにイライラするんです(笑い)

 

一同 笑い

 

意見がぶつかってもその後また融和していくことが可能な、懐の深さというのがこの会にあるかなと思いますね。それが高田さんの言う「思いのすり合わせ」っていうことになるでしょうし、とても良いですよね。

 

 

松井 うん

 

若い方へのメッセージ

 

もし高校生や二十歳の自分に会ったら、なんて声をかけますか?高校生や新成人など、若い読者に向けたメッセージとして、お話頂きたいと思います。

 

小柴 随分昔のことで忘れておりますけども(笑い)

 学生時代は京都に行かせてもらいました。高校生のときは田舎が嫌で、地元から離れたい、うるさい親から離れたい、自由になりたいと思って、県外へ出て行きたかったです。そして、便利で娯楽設備もたくさん整っている都会で暮らしてみたいという憧れがあったので、県外へ行かせてもらいました。

 だけど今振り返って、高校生や二十歳の時の自分に何かを言うとしたら「人生のライフプランを立てておいた方が良いよ」って。自分がどこでどのように生きたいのか、それをちゃんと自分の問題、課題として考えること。あともう一つ、自分だけでなく、自分の周りやそこの地域の方がどのような暮らしをしていけば、SDGsじゃないですけど、持続可能な地域になるのかっていうところで、社会のために何をすれば良いのか考えるだけでなく、実践していってね」って言いたいです。

 

先ほどゴールのお話がありましたけど、ビジョンがないとただ毎日暮らすだけではもったいないですよね。せっかく20代過ごすなら……

 

松井 改めて聞かれてすごい考えたんですけど、その時の自分にですよね?最初思ったのが「勉強しろ!」って(笑い)

 

一同 笑い

 

松井 机に向かってする勉強もありますけど「色んなことを学べ」って言いたい。

 僕は社長になって学んだおかげで今の自分がある。自分に満足しているって訳じゃないんですけど、中小企業家同友会に出て経営者とはとか、地域に対してとは、とか学んだお陰で色んなことができて、お陰様でそれが事業にも社員にも色んなものに関わってきたというのがあるので「勉強しろ」って言いたかったんですけど……。

 最初はこれを言おうと思ったんですけど、でも思い返してみれば、高校や二十歳くらいの頃は勉強してなくても、22で就職した時にそこに入ったら勉強したんですよ。仕事は。ここで学ばなきゃ!って勉強した。経営者になった時も、経営者になったから学ばないとって。だから僕っていう人はその時が来たら学ぶ人だなって、今振り返ったんですよね。良くも悪くも。

 

 

 じゃあ何が足りてないかって、チャレンジしてないんですよ。その時もしてないし、就職しても勉強したけど、与えられたものは頑張って頑張って頑張ったけど、自分で何かをチャレンジしてないんですよ。やっと最近ちょっとずつチャレンジしてきたんですけど、学生時代、二十歳の若い頃なんて失敗したって良いじゃないですか。「いっぱいチャレンジしろ!」って言いたいですね。もしかしてその時に外国行って何かしとったり、もっと自分の人生広がったかも知れないって、今思いました。その時の自分はチャレンジしてない(笑い)。今思うと(笑い)

 

一同 笑い

 

松井 本当に(笑い)。与えられたものは頑張ってやろうというのはあったんですけど。

 

松井さんがチャレンジしていなかったなんて……なんか意外ですよね。

 

松井 最近はお陰様で、みなさんのお陰で(笑い)

 

一同 笑い

 

西川 私は高校生の時、本当に落ちこぼれだったんです、勉強は(笑い)

 

一同 笑い

 

西川 勉強大嫌いで、成績がとにかく悪かったんですけど、部活大好きな(笑い)

 

一同 笑い

 

西川 すごく優等生でもなく、すごく劣等生でもなく、その他大勢で、そんなに目立たない人見知りだったりとかしたんですけど、3年生のときになかなか進路が決まらなくて。先生に「どうするの!」って言われて、たまたま来た説明会を聞いて、看護学校行きますって言って、地元から名古屋に出たんですね。なので「その時に、あなたがした選択は間違ってなかったよ」って言いたいなと思って。私は親元から離れたくなかったんです、私は。でも離れて、そこから社会人デビューですよね。遊んだし、(笑い)

 

一同 笑い

 

西川 それでやっぱり都会も怖かったし、働く中でも怖いなと思うこと多かったんですよ。でも色んなことをして、自分で考えて失敗して、親元頼れないし、そこで自分の考え方をどんどんどんどん変えたことによって、今ここで色んな人と出会えたと思います。誰も信用してくれないんです、人見知りだったことを……っていうくらいに、変わったよ、と。中身は変わってないんですけどね(笑い)。ってちょっと言ってあげたいかなって。で、松井さんみたいに「もっと色んなことにチャレンジしとけよ」と(笑い)

 

一同 笑い

 

西川 本当にもうねえ、目の前にあることだけで手一杯だったというか……

 

遊ぶお話面白そうなので、時間があればまたお聞きしたいですけど(笑い)

 

西川 言えないくらい遊びました(笑い)

 

一同 笑い

 

私も夜遊び大好きだったんで(笑い)今から六本木行きます?

 

一同 笑い

 

西川 じゃあぜひまた次回(笑い)。考えてみれば本当に、若い時の経験とか、失敗が、今の糧というか。

 

土壌がしっかり耕されて、しっかり栄養が……という感じですか?

 

西川 そうです。色んな考え方ができるっていうのは、その時の体験のお陰だなって思って。

 

高田さんはいかがですか?

 

松井 高田さんは二十歳くらいの時はプロレスラーになるために東京行ってましたから。

 

一同 えーっ(笑い)

 

松井 「もっと練習しろ!」かな?違うか(笑い)

 

高田 でも僕、結構器用貧乏なんですよ。なんでもある程度はすぐ上達する、みたいな。7割くらいまでは。だから高校の時のゴルフ部で、ゴルフもすぐ上達して。1年くらいで。80くらいすぐ行って。でもこれ以上がなかなか行かない。柔道とか少林寺拳法とかもある程度は、全国大会の出場くらいまでは余裕で行くんがんですけど、ある程度のところまでは。でもその上までは行かなかったんですよね。今もその気があるんがんですけど。要は追求せんがんですよね。高校の時もそうなんですけど、僕、中部大会までは行くけど全国大会は行かないとか(笑い)。「何事も真剣にやれ」と言いたい(笑い)

 

一同 笑い

 

高田 追求することができていたら……今も正直、自分のできることに関しては、お客さんに何かを提供したりとか、お客さんに何かを提供するまでのストーリーを全て書いてとかはやっています。今だったらそれが誰かのためとか、会社のためもあるしお客さんのためもあるし、それがあったから今は追求できとるんがんですけど。でもその時は自分のためで。要はプロレスラーやりたいって行った時も、追求せんだから「飯食えないならやめよう」くらいの感じだったので。何事も追求するということができていたら、多分こんな人生には(笑い)

 

一同 笑い

 

高田 ちょっとでいいんがんですけどね(笑い)。一日二日考えるくらいのことさえすれば、ワンランクもツーランクも上がっとったのに。

 

松井 これからじゃないですか(笑い)

 

小柴 まだまだこれからですよ。

 

一同 笑い

 

まさに多様性というか、お一人お一人違うお話を聞けて嬉しいです。高校の生徒さんも新成人も若い方も、色んなタイプの方がおられると思うので、すごく参考になると思います。ありがとうございます。
最後にハッピー上市会について、これだけは言っておきたいということがありましたら。

 

松井 ハッピー上市会が今後「こういう風になっていけばいいなあ」と思っていることがありまして。色んな方々が集まってきておられる中で、例えば西川さんだったら介護や福祉というところ、高田さんだったら地域産業とか街づくりとか、色んな方々がおられるじゃないですか。そういう方々がその行政の施策の中に、ちょっとしたWGみたいな形で関われたら良いなと思っているんです。

 

 

 例えば予算の配分とか、ガッツリは入らんでもまずはヒアリングというようなものに関わっていけたら。実際に地域で、現状を生で感じてる人の意見とかそういったものを、ヒアリングなどで上げていくことで、施策が今まで以上により良いものになっていくんじゃないかと思います。行政でやっていることもそういうヒアリング、フィードバックを通して行政と町民との間がすごく風通しが良くなっていく。そういう役割をハッピー上市会で担っていければなと考えています。

 別にハッピー上市会が表にどーっと出なくとも、さっき高田さんもおっしゃってましたけど、色んな方々の話し合いのテーブルになりたい。まちづくりって実はやってる人がいっぱいいるんですよ。だからお互い「どんなことやってる?」ということを知っていく。で、そこには当然行政も、テーブルに集まってくる一員、ひとりなんです。行政が主導して「はーい、行きますよー」っていうのも良いんですけど、限界ありますから。そういう風になれば良いかな、と。ハッピー上市会が。

素晴らしいですね。実は私も、キャリアは浅いんですけど福祉関係の仕事していたので……ぜひ西川さんのお手伝いができれば。

 

西川 全然そんな大そうなことは(笑い)

 

一同 笑い

 

まだまだお話を伺いたいところなのですがお時間がきてしまいました。本日は皆さん、お忙しいところどうもありがとうございました。また次のハッピー上市会でお会いしましょう。

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